内と外 1
いつもは全く気にならない彼の携帯電話が、何故か無性に気になった。
朝6時。
彼はまだ隣で、気持ち良さそうに寝ている。
少し罪悪感はあったが、起きないように静かに携帯電話を開いた。
「ごめんね…ちょっとだけ見ます…」
心の中で、一応断ってからゆっくりとメールを読み始めた。
自分でも気付かないうちにスピードメーターが80kmを超えていたらしい。
警察官にとめられ、車を左側につけた。
「お急ぎだったのですか?ちょっとスピードの出しすぎですよ。はい、免許証出して!」
「はい、すみません。」
初めてではない香織は、またやってしまった…と素直に免許証を財布から取り出し、時計をチラッと見た。
「まだ、7時にもなってないのに、こんな早くから取締りなんてしないでほしいわ!」
殆ど逆切れ状態のまま、返ってきた免許証と罰金の振込用紙を受け取り、すっきりしない気持ちで会社へとむかった。
朝6時。
彼はまだ隣で、気持ち良さそうに寝ている。
少し罪悪感はあったが、起きないように静かに携帯電話を開いた。
「ごめんね…ちょっとだけ見ます…」
心の中で、一応断ってからゆっくりとメールを読み始めた。
自分でも気付かないうちにスピードメーターが80kmを超えていたらしい。
警察官にとめられ、車を左側につけた。
「お急ぎだったのですか?ちょっとスピードの出しすぎですよ。はい、免許証出して!」
「はい、すみません。」
初めてではない香織は、またやってしまった…と素直に免許証を財布から取り出し、時計をチラッと見た。
「まだ、7時にもなってないのに、こんな早くから取締りなんてしないでほしいわ!」
殆ど逆切れ状態のまま、返ってきた免許証と罰金の振込用紙を受け取り、すっきりしない気持ちで会社へとむかった。
感想
感想はありません。