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その声

[372]  キイライ  2008-09-28投稿
君からの最後の言葉が、せつなくて頭から離れない…

『ありがとう』とともに目を閉じて、耳を閉じた君

聞こえないふりかと名前を呼ぶ私

君は答えない、動かない

遠く離れる記憶に

忘れられないのに、もう思い出せない

その声

もう少し同じ時間を歩めたら、思い出を紡げたら

色あせて行く流れる風景は、いつか意味を成すのだろうか?


どんな角度で

どんなスピードで


この世界と

向き合ったらいい?

君と似た背中を見つけては、君を思い出すのに

私はまだ何一つ、できないまま


君から年だけ追い越して離れて行くよ


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