虹かけ晴れる日の前に 6
俺と健太が外に出ると、外は雨だった…。
翔「どうしたんだよ!?雨降ってんじゃん!」
健太「悪い!それより沙衣が明香ちゃんをここで待ってたんだけどさぁ、なかなか明香ちゃんが来ないし電話しても繋がらなくて、家まで迎え行ったんだって。」
翔「だから何だよ!?」
健太「それでも家にいないから俺明香ちゃん探して来るって事!」
翔「で何で俺を?」
健太「皆に適当俺がいなくなる事ごまかしてって事!」
翔「は?」
健太「じゃあ行ってくるわ!!」
翔「ちょっ…」
(どういうことだよ…探す程の問題か?…)
俺はその時、明日香が亡くなった時の事を思い出した…。
(…でも明日香も突然…こんな日にいなくなって…)
…
俺は健太を追って行った…。
(あれ?…あいつどっち行った?)
何故か俺は今日初めて会った『明香ちゃん』を、『明日香』と重ねて探し始め…ある公園の前で止まる。
(そういえば…いつも学校の帰り道に雨降ると、公園で雨宿りしたっけ…って…何思い出してんだ?俺…)
振り返って戻ろうとした時
翔「あ!…」
明香ちゃんが大きな木の下で座っていた…。
(何でこんな所に?)
翔「……明香ちゃん?」
明香「……」
(あ!明香ちゃん喋れないんだった…)
翔「あ!ごめん!俺今日サークルに入った翔だけど、わかるかな?」
明香「………」
(え…震えてる?)
翔「…寒いの?」
明香は首をふった…
翔「何でそんな震えてるの?」
明香「……」
翔はよくわからなかったけれど…
とりあえず隣に座って、
着ていた上着を明香ちゃんに着せた…。
それからゆっくり、
健太に連絡を入れる…。
つづく
翔「どうしたんだよ!?雨降ってんじゃん!」
健太「悪い!それより沙衣が明香ちゃんをここで待ってたんだけどさぁ、なかなか明香ちゃんが来ないし電話しても繋がらなくて、家まで迎え行ったんだって。」
翔「だから何だよ!?」
健太「それでも家にいないから俺明香ちゃん探して来るって事!」
翔「で何で俺を?」
健太「皆に適当俺がいなくなる事ごまかしてって事!」
翔「は?」
健太「じゃあ行ってくるわ!!」
翔「ちょっ…」
(どういうことだよ…探す程の問題か?…)
俺はその時、明日香が亡くなった時の事を思い出した…。
(…でも明日香も突然…こんな日にいなくなって…)
…
俺は健太を追って行った…。
(あれ?…あいつどっち行った?)
何故か俺は今日初めて会った『明香ちゃん』を、『明日香』と重ねて探し始め…ある公園の前で止まる。
(そういえば…いつも学校の帰り道に雨降ると、公園で雨宿りしたっけ…って…何思い出してんだ?俺…)
振り返って戻ろうとした時
翔「あ!…」
明香ちゃんが大きな木の下で座っていた…。
(何でこんな所に?)
翔「……明香ちゃん?」
明香「……」
(あ!明香ちゃん喋れないんだった…)
翔「あ!ごめん!俺今日サークルに入った翔だけど、わかるかな?」
明香「………」
(え…震えてる?)
翔「…寒いの?」
明香は首をふった…
翔「何でそんな震えてるの?」
明香「……」
翔はよくわからなかったけれど…
とりあえず隣に座って、
着ていた上着を明香ちゃんに着せた…。
それからゆっくり、
健太に連絡を入れる…。
つづく
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