ソードメーカー13―?
「なんでしょうか?」
「実はそなたが帰って来る前に、エリグラム砦に向かっていたライル殿を攻撃した人物がいるらしい」
「え!?」
ラトは目を見開いて、驚いた。
「どうやらロイ君が話していたベイスを直接破壊した『フードを被った人物』らしい。しかも、その人物は我が国独自の騎士の甲冑を身につけていたというのだ」
「…そんな…」
ラトは信じられないといった表情で、唇を噛んだ。
「そのフードの人物がロザラムだという事は、ありうるかね?」
「…そうですね…。正確な時刻を把握しなければ何とも言えませんが、恐らくそれは無いと思います」
「根拠は?」
「念のために直属の騎士を砦に潜り込ませておきましたから。すぐに逃亡を図れば、その騎士から私に『メイル』で連絡を行うよう命じてありますので」
「ふむ、それならば問題無いな。…という事は、別の人物か…。骨が折れるのお…」
リグラはぽりぽりと頭を掻いて、一つ小さく息を吐いた。
「では、私は拘束隊を編成して、今夜、エリグラム砦に向かいます」
ラトはリグラに向かって敬礼をした。
「よろしく頼みます。もしも頑強に抵抗してきた場合は、貴方達の命を優先して下さい」
リグラはラトに敬礼を返した。
「実はそなたが帰って来る前に、エリグラム砦に向かっていたライル殿を攻撃した人物がいるらしい」
「え!?」
ラトは目を見開いて、驚いた。
「どうやらロイ君が話していたベイスを直接破壊した『フードを被った人物』らしい。しかも、その人物は我が国独自の騎士の甲冑を身につけていたというのだ」
「…そんな…」
ラトは信じられないといった表情で、唇を噛んだ。
「そのフードの人物がロザラムだという事は、ありうるかね?」
「…そうですね…。正確な時刻を把握しなければ何とも言えませんが、恐らくそれは無いと思います」
「根拠は?」
「念のために直属の騎士を砦に潜り込ませておきましたから。すぐに逃亡を図れば、その騎士から私に『メイル』で連絡を行うよう命じてありますので」
「ふむ、それならば問題無いな。…という事は、別の人物か…。骨が折れるのお…」
リグラはぽりぽりと頭を掻いて、一つ小さく息を吐いた。
「では、私は拘束隊を編成して、今夜、エリグラム砦に向かいます」
ラトはリグラに向かって敬礼をした。
「よろしく頼みます。もしも頑強に抵抗してきた場合は、貴方達の命を優先して下さい」
リグラはラトに敬礼を返した。
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