携帯小説!(PC版)

言える 2

[236]  ないん  2008-10-02投稿
ある日、突然実家から郵便が届いた。
中には同窓会の案内と、母からの手紙が入っていた。
母からの手紙には・・『この前、準君が家に来て、同窓会の案内を置いていってくれました。 前回不参加だったので、今回は是非参加してほしいとの事です。 一緒に同窓会の案内入れておきますね。』

と書かれていた。
準とは幼なじみで、1番の親友だ。

そう言えば、随分みんなに会ってないな〜。 ひさしぶりに帰りたいけど、きっとミジメになるだけだし、今回もパスしよう・・・。

きっと、正直にフリーターやってるって話せば、『何そんなこと気にしてんだよ。』って言ってくれるんだろうけど、今の俺には、そんな勇気はない。

それから、何日かたったある日、準から電話がきた。

『おう、ひさしぶり』

俺『うん、ひさしぶり』

『同窓会の案内届いた?今回は参加できるだろ?』

俺『う〜ん、最近仕事忙しくて、休み取れそうにないんだ・・』

『ウソだろ?俺今回はダイジョブだと思って、幹事にお前も参加するって言っちゃったよ!』

俺『マジ。いやホント無理だと思う。』
『頼むよ、予約の関係もあるし、前回来なかったから、みんなお前に会いたがってるんだよ。 しかもさ飲みに行くメンバーなんていつも一緒だし、それじゃ〜同窓会になんないだろ! お前の都会話し期待してるからさ、頼むよ。
あっ!ちょっと親呼んでるから切るわ、じゃ〜ヨロシク』
俺『おいっ!』

電話は切れてしまった。
頼むって言われたって無理だよ・・・。

帰るしかないのかな〜・・・・?

ちょっと憂鬱になりながら、しかたなく地元に帰る事にした。


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