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夢支配人〜正夢?〜

[814]  栗乃  2006-06-10投稿


次の日から……


       悲劇は始まった。

正夢〜?〜


「う〜……ん」

弓は背伸びをした。

「一体、なんなのよ! あの夢」

弓は怒ったように言い、制服を着た。


『これから貴方が見る夢は、現実にも現れるわ……』
「これ自体、夢じゃないの!」

謎の少女が言うと、弓は言い返した。

少女は指を鳴らした。
弓は目の前が真っ暗になった。


「屋上……?」

気付いたら、学校の屋上にいた。

「何で屋上なんかに……?? あっ!!!」

弓はあることに気付いた。
そこには2人の少女が居た。

「嘉代子? 何してるの?」

そこにはクラスの友達、野原嘉代子がいた。
そして隣に居る少女は……、知らない。

「や、やめてよ……」

嘉代子が震える声で言う。
しかし、その少女は嘉代子をどんどん、追い詰めていく。

「ごめんね。これは私の仕事を成し遂げるためなの……!!!」

少女は嘉代子を突き飛ばした。
下にはコンクリート。突き飛ばされたのは5階の屋上。

弓が急いで見に行ったときには、嘉代子は頭から血を大量に出して死んでいた。


『これが、正夢になるわ』

その少女がいきなり言った。

「嘉代子を殺してどういうつもりなの!?」

弓が涙ながら聞く。

『これが夢支配人の仕事……』
「夢支配人!?」

弓が聞く頃は。もう少女は消えていた。


ここで夢は途切れた。

「嘉代子が死んじゃうなんてね……、ありえないわ!」

弓は自分の不安を、押し殺した。

続く

感想

  • 1517: 続きみたい? [2011-01-16]
  • 1522: 聞くじゃなくて訊くだと思う [2011-01-16]
  • 1566: そこら辺は気にしなくてもいいと思うけど… [2011-01-16]

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