携帯小説!(PC版)

トップページ >> ファンタジー >> 時と空の唄7-3

時と空の唄7-3

[327]  花神 ミライ  2008-10-02投稿

「……で、まずは?」
「そうね、小さい村に行っても元の身体に戻るための情報なんて得られないんじゃない?」
フム、と大きな地図を広げてみる。
「そーすっと…大きめの町をまたしらみ潰しに当たってみるか?」
雪も広げられた地図を覗き込んだ。
「今はニコラですから、一番近くてクオーカの町がいいと思います。」
クオーカはニコラから北に2日半ほど行ったところにある小さな町だ。
「クオーカかぁ…。よし、行こう。」
「おい、なんでお前が勝手に決めてんだよ、ラウフ。」キョトンとしたようにラウフがランスォールを見た。「…ダメか?」
「いや、ダメとかそーいうんじゃなくてさ…」
主人公そっちのけにしちゃダメでしょう。
「…まぁいいや。」
呆れた様子でそう言うとラウフはなんだ?という顔でランスォールをみていた。
その日の夕暮れ、四人はニコラとクオーカの間の山あいで野宿していた。
「お、このピラフ旨い。今日の食事当番誰だっけ?」 「はい、俺でーす。」
ラウフが手を挙げた。
「ラウフさん、お料理上手なんですね。」
「ダメだぞ雪。こいつはおだてるとすぐ調子に乗るんだからな。」
「そうよ。今のは、毒でも入ってるんじゃ…なんて疑わなきゃ。」
「おいおい二人ともキッツイぜぇ。」
ピラフを食べながら四人は笑った。

感想

感想はありません。

「 花神 ミライ 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス