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誠の心境

[292]  碧空と滄溟  2008-10-03投稿
人を傷つけて生きてきたわたし

今を生きるわたし

けれど単に生きていない

今迄 人を傷つけてきた分だけ わたしは自身を傷つけて今を生きている

何故かって? 罪滅ぼし
今迄傷つけた人たちへの
本当に 小さな償い

手首に残る傷は犯した罪

犯した分だけ刻み込む

悪は悪で制する――

この理論も悪なのか?

日常はどんより曇り空

時折雨も降る そして

あまり晴れない


悲しきかな この人生

近頃 生を否定し 恐れ戦き 死を選ぼうとする自分がいる

けれど上手くいかない

死にたい死にたい――

死ねるか? 否か?

選ぶか? 否か?

常時 問答

正しき答えよ 何処(いずこ)へ

呼べど叫べど 返ってくるのは虚無感

あぁ 誠の答えは何処へ

今日もわたしを差し置いて 世界は始まりを告げる
昨日まで『明日』だった『今日』が また勝手にやってきたのだ

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