memory〜太陽の破壊〜6
タイガ「ん…、アヤカ……、今何時……?」
タイガが目を覚ました場所は地球ではない場所だった…。
タイガ「ココ…、ドコだよ…。イテテテ……。」
地球は滅んだ。
ほぼ全ての地球人は爆発によって死んだ。
タイガ「…確か……、カルロと別れて…。次の日の夕方辺りに…、確か…。」
タイガはそれ以上思い出すことはなかった。
地球はどうなったのかは分からない。
タイガの記憶に唯一焼き付いている光景は…街のいたるところに火の雨が降り、ビルが崩れ、人が泣き叫ぶ…、そんな光景…。
それ以上は思い出せなかった。
タイガ「とにかく…、地球は…、滅んだ…のか…?」
タイガは野原とも、砂漠とも言えないような道を進んでいた。
タイガ「…、あぁ…、腹減った…。」
何となく空を見上げる。
灰色の宇宙が広がるだけ。
そこで一つ疑問に思う。
自分は何故ココにいる?
地球が滅んだなら、自分は地球上で死んでるはずだ。
何故生きている?
何故地球じゃない場所にいる?
そして、………、
恐ろしい事を考えてしまった…。
………アヤカ……は…?
続く
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