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ジャスミン?

[139]  2008-10-05投稿
圭吾がいきなり自転車の後ろに座って
「奏、よろしく」
とサドルを指差した。
「え〜無理。」
普通は女子が後ろに座るでしょ!!
「いいから」
圭吾さん本気ですか?
「後ろがいぃ」
最後の抵抗。
「仕方ないなぁ」
と圭吾が運転してくれることになった。良かった。
ちょっと緊張して後ろに座ると圭吾がこぎだした。
「奏、見かけによらず…」
「おもぃとか言うな」
すると下り坂になって、私はいつの間にか圭吾にしっかりつかまっていた。
圭吾の背中は大きくて…
かすかに感じる香水とタバコの圭吾の匂いが安心する
「みんな幸せがいい」
私がつぶやいた言葉に
「理沙ちゃんか」
圭吾はお見通しなんだね。
「要くんは悪くない」
「知っているのか」
圭吾の声は優しかった。
「ねぇ、圭吾…好きな人が自分のことを好きになってくれるって難しいね」
「…でも想い続けてくれるって強いぞ。理沙ちゃんいい子だと思うしな」
「それって経験談?」
一瞬間があいて…
「うるさぃ」
とつぶやいた。
圭吾の顔が想像出来て笑えた。
私やっぱりこの人が好き。
「圭吾、」
「ん?」
「私圭吾が好き」
「…うん」
「大好き」
「…知ってる」
気がつくと涙がでてた。
想いがあふれていた。

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