携帯小説!(PC版)

dis-[52]

[489]  遥香  2006-06-11投稿
2機の機体が牽制の砲弾と共に地にあらわれる。

祐希と紫穂はあたりの様子を見渡す間も無く、瞬時にその視野に“敵”の姿を映し出すことになった。



祐希「――あいつがか!?」

紫穂「目標…確認……」


画面前方に見えるその影は、ゆっくりと前進してくる。


瑞枝「練習なんてしてる時間はくれないってことね?」
瑞枝はモニターに向かって睨みをきかせた。そしてテスト行動を促す。


瑞枝「祐希と紫穂!聞こえる?2人共、早速だけどヴェリの足を前に出してみて、歩くイメージよ――できたら、歩いてみて!!」


祐希「わかった――。歩く……」

紫穂「はい。――っ」

2人は集中して、イメージをよりリアルにする。



“――ズゥゥン---ズゥゥン---”

規則的な地の響く音が聞こえた。その様子が司令室のモニターに映し出される。


怜子「ヴェリが――応えた!!?」


怜子はモニターを見上げ、歓喜の声を上げる。司令室中がその様子に“まさか――”とでも言うように見入っていた。



紫穂「すご……ぃ!!ぁ…歩いてる!!?」


祐希「――やった……!!」

2人は自分の思うように動くその機体に感激する。


‐‐

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