ロストクロニクル2―10
「やっと正体を現しやがったか」
「大人しくその不死鳥の頭を返してもらおうかのー」
老人は鎌を両手に構えた。タクトの柄を握る手にも力が入る。
「嫌よ」
「そうか、ならば・・・」
老人はこちらに向かって走ってきた。
「二人共、目を瞑って!」
パールの声が聞こえたかと思うと突然辺りが激しく光り出した。
「閃光弾か」
老人は目を瞑らなかったようだ。 「今よ!柱に隠れて!」
老人が目を開けた時にはもう既に三人の姿は無かった。
「隠れたのかのー。また小細工をしおって」
老人はその巨大な鎌を持ちながら三人を探す為、ゆっくり歩き始めた。
「出てこーい」
老人は鎌で柱を壊し始めた。
「おーい、時間の問題じゃぞー」
老人は順番に柱を壊して行く。その五つ先にはタクトがいた。
「いつになったら出てくるんじゃー」
一つ、二つと柱は壊されていく。そして、次がタクトの柱になった。
「こっちよ!」
いきなり左から弓矢が飛んできて、老人の頬を霞めた。
「惜しかったのー」
老人は左の方へ走って行った。パールは柱六つ分離れていた。
「俺のことを忘れるな」
老人が走っていたら急に三つ目の柱からウェドがハンマーを構えて飛び出してきた。
「まだまだじゃの」
老人がひらりと身を翻し
、鎌でウェドを切りつけようとした。
「待て!」
タクトが後ろから老人に襲い掛かった。老人は切りつけようとした鎌でタクトの攻撃を防いだ。
「だから、俺を、忘れんなー!」
ウェドはハンマーで老人の腹を叩き突けた。
「うっ・・・」
ハンマーは計り知れない衝撃を老人に与えた。
「ふ、ふざけおって、わしを甘く見るんじゃないぞ」
老人は倒れるように鎌でウェドの頭を切りつける。
「危ない!」
パールが弓矢で鎌の向きを変えたお陰で、頭への直撃は避けたが、右肩を切りつけられた。
「大丈夫か?ウェド!」
老人はその場に倒れた。「よ、弱ぇな。あんなので、も、もう終わりかよ・・・」
ウェドも右肩を押さえながら倒れた。
「大丈夫?ウェド」
パールが走ってきた。
「すぐに手当てをしないと!」
パールは薬草と布切れを取り出し、手早く応急処置をした。
「パールは何でも持ってるんだね」
「ホースと離れる時に持ってきたのよ。良かった。持ってきていて」
「大人しくその不死鳥の頭を返してもらおうかのー」
老人は鎌を両手に構えた。タクトの柄を握る手にも力が入る。
「嫌よ」
「そうか、ならば・・・」
老人はこちらに向かって走ってきた。
「二人共、目を瞑って!」
パールの声が聞こえたかと思うと突然辺りが激しく光り出した。
「閃光弾か」
老人は目を瞑らなかったようだ。 「今よ!柱に隠れて!」
老人が目を開けた時にはもう既に三人の姿は無かった。
「隠れたのかのー。また小細工をしおって」
老人はその巨大な鎌を持ちながら三人を探す為、ゆっくり歩き始めた。
「出てこーい」
老人は鎌で柱を壊し始めた。
「おーい、時間の問題じゃぞー」
老人は順番に柱を壊して行く。その五つ先にはタクトがいた。
「いつになったら出てくるんじゃー」
一つ、二つと柱は壊されていく。そして、次がタクトの柱になった。
「こっちよ!」
いきなり左から弓矢が飛んできて、老人の頬を霞めた。
「惜しかったのー」
老人は左の方へ走って行った。パールは柱六つ分離れていた。
「俺のことを忘れるな」
老人が走っていたら急に三つ目の柱からウェドがハンマーを構えて飛び出してきた。
「まだまだじゃの」
老人がひらりと身を翻し
、鎌でウェドを切りつけようとした。
「待て!」
タクトが後ろから老人に襲い掛かった。老人は切りつけようとした鎌でタクトの攻撃を防いだ。
「だから、俺を、忘れんなー!」
ウェドはハンマーで老人の腹を叩き突けた。
「うっ・・・」
ハンマーは計り知れない衝撃を老人に与えた。
「ふ、ふざけおって、わしを甘く見るんじゃないぞ」
老人は倒れるように鎌でウェドの頭を切りつける。
「危ない!」
パールが弓矢で鎌の向きを変えたお陰で、頭への直撃は避けたが、右肩を切りつけられた。
「大丈夫か?ウェド!」
老人はその場に倒れた。「よ、弱ぇな。あんなので、も、もう終わりかよ・・・」
ウェドも右肩を押さえながら倒れた。
「大丈夫?ウェド」
パールが走ってきた。
「すぐに手当てをしないと!」
パールは薬草と布切れを取り出し、手早く応急処置をした。
「パールは何でも持ってるんだね」
「ホースと離れる時に持ってきたのよ。良かった。持ってきていて」
感想
感想はありません。