リアル人生ゲーム?〜伶盤〜
練炭は以外とたやすく手に入った。
あとは場所だ。
『どこにしよう‥』
伶には一つの場所が浮かんではいた。
昔、なおと行った事のある湖だった。
『あそこにしよう‥』
向かう前、なおには
〈山に行くのぉ〜〉
とだけメールした。
《はっ?山?何しに?》
なおからのメールには返信しなかった。
‘山’とはその時期、二人にはそこだ!とわかる言葉だった。
古い話しだからなおは忘れてるだろうと伶は思っていた。
完璧だったはずなのに‥
なおは意外にも早く‘山’がわかってしまい、準備に手間取った伶は意識が無くなる瞬間に、なおに見つかってしまった‥
目覚めた時はもう病院だった。あたしは二度目も失敗した。
瞼の腫れ上がったなおが、そこには居た。
その目はとても悲しそうで、そして、もう、あたしの知ってる‘なお’の目ではなかった。
こんな事があってもなおが彼女と別れるような事はなかった。
きっと彼女は何も知らされてない。
だから、新聞、テレビ沙汰になり彼女に自分の最後を知らせたいと伶は考えた。
けど、なおがそうさせなかった。
『三度目は‥』
鉄格子の窓の外を伶はなおの姿を探していた。
あとは場所だ。
『どこにしよう‥』
伶には一つの場所が浮かんではいた。
昔、なおと行った事のある湖だった。
『あそこにしよう‥』
向かう前、なおには
〈山に行くのぉ〜〉
とだけメールした。
《はっ?山?何しに?》
なおからのメールには返信しなかった。
‘山’とはその時期、二人にはそこだ!とわかる言葉だった。
古い話しだからなおは忘れてるだろうと伶は思っていた。
完璧だったはずなのに‥
なおは意外にも早く‘山’がわかってしまい、準備に手間取った伶は意識が無くなる瞬間に、なおに見つかってしまった‥
目覚めた時はもう病院だった。あたしは二度目も失敗した。
瞼の腫れ上がったなおが、そこには居た。
その目はとても悲しそうで、そして、もう、あたしの知ってる‘なお’の目ではなかった。
こんな事があってもなおが彼女と別れるような事はなかった。
きっと彼女は何も知らされてない。
だから、新聞、テレビ沙汰になり彼女に自分の最後を知らせたいと伶は考えた。
けど、なおがそうさせなかった。
『三度目は‥』
鉄格子の窓の外を伶はなおの姿を探していた。
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