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ジャスミン?

[154]  2008-10-06投稿
彼の体温と匂いに安心して私はいつの間にか眠りについていた。
それに気がついたのは日差しの暖かさを感じながら目を覚ましてから。
どうやら圭吾は一晩中抱きしめてくれていたらしい。
優しいなぁ…腕痛かっただろうし、寝返りうちたかったんじゃなぃのかな。
そんなこと考えながら寝ている圭吾の顔を見ると…
「まつげ長いんだぁ」
目を閉じているとこ初めて見た。嬉しい。
「起きたのか…」
寝ぼけた声で圭吾がしゃべった。いつもより少し低い声がセクシーだ。
「ぅん」
私が答えると圭吾は目をぱちぱちとさせて
「起きるか…」
と伸びをして起きた。
一人残されたベッドは広くてまだ圭吾の暖かさが残っていた。
「奏も起きて」
と差し出した圭吾の手掴むと起こしてくれた。
そして優しいキスをした。

圭吾のいれてくれたコーヒーを飲みながら私は
「ごめんね」
と圭吾によりかかった。
「何が?」
「出来なくて…」
それが精一杯だ。
だけど圭吾は意地悪に
「何が?」
「…H」
圭吾は笑いだして
「Hとか言うなよ」
と大爆笑。私は真っ赤。
でも圭吾は私の耳元で
「徐々にな」
と宣誓布告を告げ
また真っ赤になっている私を見て
「可愛いな」
と抱きしめた。

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