ふたりごと?
『瀬山君。
じゃぁ、このユニフォームに着替えてね。』
『はい。瀬山 友喜です。 よろしくお願いします。』
高校生か。
礼儀正しくてかわいい。
『あっ。瀬山君。
ここがキッチン。』
私は瀬山 友喜に私の知っている限りの知識と技術を教え込んだ。
彼は私の熱心さにひたすら耳を傾け教え込まれた、
知識、技術をみんなに知らせていってくれた。
『大村さんはいつもこんなに大変なこと一人でやってきたんですね。これからは僕も手伝います。』
私は彼氏にも言われたことのない言葉に嬉しくて。
3ヶ月も経つと一人前になってくれた。
そしてトモは私の仕事上の一番の理解者になってくれた…。
『瀬山君。今度の新メニューどうしようか。』
『ヤバイ変更しますね。
自分なりに考えたことがあるんですがどうっすか。』
『ありがとう。
参考にするね。』
私の問題だった。
五歳年下の瀬山 友喜は
私の一番信頼できる人物になっていった。
仕事が終わった後も毎日休憩室で二時間近くいろいろ話をしていた。
そんなトモにどんどん引かれていく自分がいた。
気持ちを必死に抑えた。
私はトモの仕事上の先生で姉ちゃんで…
何より私には別れられないでいる彼氏がいた。
『おい!最近トモと仲良くしすぎじゃないか?』
彼氏は仕事面でもトモにライバル心があった。
『そんなことないよ。
でも年下ってみんなかわいいよね。』
『あっそ。勝手にしろ。』
そんなある日トモがナンパした娘を妊娠させたらしいと噂が耳に入った。
大学生になって三ヶ月。
バイトのない日はナンパばかりしているらしい。
本当のこと確かめたい一心で電話したのに…。
繋がらない…。
こんなにも…
こんなに気になるなんて。
だめだ。
抑えないと…。
トモのこと好きだって認めちゃいけない。
この気持ちは消さないと。早く。
トモに連絡がついたのは
四日後だった。
自分の子供じゃなかったことが分かり、トモは元気一杯の笑顔を見せてくれた。
トモの笑顔は太陽みたいに暖かかった。
つづく
じゃぁ、このユニフォームに着替えてね。』
『はい。瀬山 友喜です。 よろしくお願いします。』
高校生か。
礼儀正しくてかわいい。
『あっ。瀬山君。
ここがキッチン。』
私は瀬山 友喜に私の知っている限りの知識と技術を教え込んだ。
彼は私の熱心さにひたすら耳を傾け教え込まれた、
知識、技術をみんなに知らせていってくれた。
『大村さんはいつもこんなに大変なこと一人でやってきたんですね。これからは僕も手伝います。』
私は彼氏にも言われたことのない言葉に嬉しくて。
3ヶ月も経つと一人前になってくれた。
そしてトモは私の仕事上の一番の理解者になってくれた…。
『瀬山君。今度の新メニューどうしようか。』
『ヤバイ変更しますね。
自分なりに考えたことがあるんですがどうっすか。』
『ありがとう。
参考にするね。』
私の問題だった。
五歳年下の瀬山 友喜は
私の一番信頼できる人物になっていった。
仕事が終わった後も毎日休憩室で二時間近くいろいろ話をしていた。
そんなトモにどんどん引かれていく自分がいた。
気持ちを必死に抑えた。
私はトモの仕事上の先生で姉ちゃんで…
何より私には別れられないでいる彼氏がいた。
『おい!最近トモと仲良くしすぎじゃないか?』
彼氏は仕事面でもトモにライバル心があった。
『そんなことないよ。
でも年下ってみんなかわいいよね。』
『あっそ。勝手にしろ。』
そんなある日トモがナンパした娘を妊娠させたらしいと噂が耳に入った。
大学生になって三ヶ月。
バイトのない日はナンパばかりしているらしい。
本当のこと確かめたい一心で電話したのに…。
繋がらない…。
こんなにも…
こんなに気になるなんて。
だめだ。
抑えないと…。
トモのこと好きだって認めちゃいけない。
この気持ちは消さないと。早く。
トモに連絡がついたのは
四日後だった。
自分の子供じゃなかったことが分かり、トモは元気一杯の笑顔を見せてくれた。
トモの笑顔は太陽みたいに暖かかった。
つづく
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