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あの頃の僕は

[348]  キイライ  2008-10-09投稿
何の為に

働くのか

生きるのか


考えないようにしていた

どうやって息をするかなんてのを考えないのと同じように。

考えたら、苦しくなりそうな気がしたから


毎日が、自分として過ぎて行くのをただ遠目で見ながら

誰かが隣りを追い越して

笑顔のキミも過ぎていって


そんなのをただ見ていた

あの頃の僕は

簡単なことを難しく考えていた


単純な事実さえ

受け止められず


別の何かを思っていた


何をしたいか

何ができるか


そんなことばかり


笑顔もなく


キミも


もういなくて



それなのに僕は



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