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初恋-夏祭り-

[295]  2008-10-12投稿
彼は帰ってきてる間はなるべく私に会ってくれていた。もちろん親公認。幼なじみだったから普通に受け入れてくれていた。
だから部活が終われば急いで帰る私を先輩や友達は織姫から姫なんてあだ名を付けられたりしたっけ。
この頃には部活にもなれて聞かれたら先輩や友達には彼の話をしていた。
思うに一番人と距離が近かった時期かもしれない。

その日も部活後、会っていた。彼から突然…
「明日、夏祭り行く?」
「あっ明日だっけ?」
「そうだよ!忘れてた?」
「あは…」
嘘。だけど誘いにくくて…夏祭りで誰かに会うのも恥ずかしいし。
でも本当は行きたかったから嬉しかった。

次の日、なれない浴衣は歩きにくくてでも見て欲しくて私は待ち合わせ場所に急いだ。
「かわいい」
一言いってそっぽむく彼が愛しかった。
夏祭りは人混み。並んで歩いていたらはぐれない様に彼が差し出した手を私は震える想いで握り返した。
祭り囃子に太鼓の音、辺りも暗くなり祭りは彩る。
綿菓子の甘いにおい、子ども達がはしゃいでる。
「昔のオレらみたい」
彼の目線の先には小さい二人の男の子と女の子。
「そうだね」
私は繋いだこの手を、この人を離したらいけないと思った。

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