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初恋-夏の夜-

[121]  2008-10-13投稿
祭りも終盤、人が増えてきた。人混みは苦手だ。
「少し歩ける?」
彼が何気なく言った。
「うん、大丈夫」
私は行き先は聞かず彼についていった。

祭りからでようと門にさしかかると理沙と亮太に会った。理沙が手を振り
「もう帰るの?」
と、声をかけてきた。
「まぁ…」
「そっかぁ〜残念だね。彼氏さん?」
私は一瞬彼の方を向いてうなづいた。
「邪魔するなよ、理沙」
亮太がちょっと不機嫌そうに理沙に言うと理沙は舌を出して
「バイバイ」
と告げた。私も手を振り
「バイバイ」
と告げた。亮太がまっすぐ私を見る。その視線が痛かった。動けないでいると
「行こう」
彼が手をひいてくれた。

彼は何も聞かない。
でもきっと私が動揺していたのを彼はわかったはず。
「さっきの女の子、部活が一緒なの。彼氏とも学校公認みたいに仲良しで…」
私は不安な気持ちを隠そうとどんどんおしゃべりになる。彼は黙っていた。
私の不安は高まるばかり。
「どこにいくの?」
もう祭りからでて山に近づいていた。
「もう少しだよ」
ついた先は小さい神社。
それは見覚えがあった。
「ここは…」
「覚えてるか?」
「うん…」
小さい時に二人でよくきた場所だった。懐かしい。

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