桜の木とともに 本編?
「大和君の匂いが好きだから、布団に倒れたの」
なんとも嬉しい事を言ってくれる彼女に、
「じゃあ、俺も桜の布団で倒れてもいいの?」
「ダ、ダメだって。私なんかので、寝かせられないよ」
慌てて拒否していた。
「オ、オレだって、その、桜の匂い好きだし。駄目か?」
しつこく言う私に、桜は少し考えて、
「私のでいいなら、今度来た時にでも寝てもいいよ」顔を赤くしながら答えた。二人とも、久しぶりドキドキする会話で見つめ会っていたが、
「大和、入るぞ?」
祖父の言葉で我にかえった。
「悪いな、せっかく二人の時間を」
私に言いながらも、
「今年も桜が咲いとるから、写真を撮らせてもらっていいかな?」
「はい!今年もよろしくお願いします」
私の言葉を待たずに、桜が即答する。
でも、毎年二人の写真を撮ってもらっているので、駄目とは言えない自分がいた。
毎年の写真もそうなのだが、祖父の写真は決まって、私一人、桜一人、二人での三枚組が恒例でもあった。だが今回は珍しく、祖父と私、祖父と桜のも撮らせてくれと言ってきた。
私は別に気にする事もなく、祖父の趣味と思いながら、カメラを持っていた。
なんとも嬉しい事を言ってくれる彼女に、
「じゃあ、俺も桜の布団で倒れてもいいの?」
「ダ、ダメだって。私なんかので、寝かせられないよ」
慌てて拒否していた。
「オ、オレだって、その、桜の匂い好きだし。駄目か?」
しつこく言う私に、桜は少し考えて、
「私のでいいなら、今度来た時にでも寝てもいいよ」顔を赤くしながら答えた。二人とも、久しぶりドキドキする会話で見つめ会っていたが、
「大和、入るぞ?」
祖父の言葉で我にかえった。
「悪いな、せっかく二人の時間を」
私に言いながらも、
「今年も桜が咲いとるから、写真を撮らせてもらっていいかな?」
「はい!今年もよろしくお願いします」
私の言葉を待たずに、桜が即答する。
でも、毎年二人の写真を撮ってもらっているので、駄目とは言えない自分がいた。
毎年の写真もそうなのだが、祖父の写真は決まって、私一人、桜一人、二人での三枚組が恒例でもあった。だが今回は珍しく、祖父と私、祖父と桜のも撮らせてくれと言ってきた。
私は別に気にする事もなく、祖父の趣味と思いながら、カメラを持っていた。
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