携帯小説!(PC版)

トップページ >> ファンタジー >> ソードメーカー13―?

ソードメーカー13―?

[645]  いっと  2008-10-15投稿
「あら…そう。残念ね」
アリネスは肩をすくめて、残念そうな顔をした。
「そういうアリネス様こそ、いい男性はいらっしゃらないんですか?」
「私?そうねえ…暗黒剣の王子とお見合いをした事はあるんだけどね。蹴っちゃったけど」
アリネスは陽気に笑いながら、足を前に出して蹴る真似をした。
「え!?でも、確か暗黒剣の王子って、顔はいいし、頭もいいし、剣と暗黒術に長けた凄い人だと聞いてますけど…」
ミリスは目を丸くして驚いた。
「あー、確かに顔は良かったわね。ただ、彼は何というか…人の気持ちが分からないのよ」
「人の気持ち…?」
「確かに聡明な王子よ。けれど、人を自分の物差しでしか計れない所があったのよね。…それが許せなかったの」
アリネスはそう言うと、笑顔から怒りの表情へと変わっていった。
そして、瞬時に腰に提げていた剣を抜き放つと、ロイの首筋に押し当てた。
「うわあっ!」
ロイは顔を青くして、慌てて飛び退いた。
「…と、まあ、こんな行為をしたいという衝動を必死に抑えながら、見合いを終わらせて、断りを入れたの。あ、ごめんね、ロイ君」アリネスは青くなっているロイに、申し訳なさそうに、頭を下げた。

感想

感想はありません。

「 いっと 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス