AIT#21
「K学園の時は適当だったからな」
ダルがそう呟くと
「さっきは赤の線を切ったんだよね?」
エドが切った張本人であるダルに聞くと
「そうだっけ?」
ダルは余り覚えていないように言い返した
(本当に適当だったんかい)
エドは呆れた
そんな会話をしつつも2人は正解の線を考え込む
先程と同じ様にダルは座り、エドは歩きながら考えたが、良い方法が思い付かない
刻一刻と時間が過ぎていく
「なんで俺らは爆弾に何度も命を狙われなきゃいけないんだよ」
ダルがぶつくさと文句を言うとエドは笑って返した
AISの時も最後に爆弾に悩まされたのだ
今度の方がタチが悪いが
「解除の確率1/2……爆発の確率1/2……」
エドも不吉な事を言い始める。顔には互いに出さないが2人ともかなりナーバスになっている
「文句言うのやめるか」
ダルは疲れたようにエドに言って一旦気持ちをリセットさせた
そうナーバスになっては助かるものも助からない
「んだね。M.Tの命が掛かっているからね」
エドがそう言うと
プッチン
!!?なんと、前触れもなくエドは線を簡単に切ってしまったのだ
「!!?なっなにやってるんじゃぁぁ」
ダルは出るだけの声量を使って怒鳴り、エドの襟元掴んで力の限り振り回すが
「あれ?」
ダルはエドの首を離した
“爆発してない”
なんと、適当に切って終ったのがまたもや成功したのだ
「どうやら僕らの悪運は本当に大したものみたいだね」
エドは目を回しながら言うと
ダルは1人腰を抜かしたが、エドが笑って済まそうとしているので
「爆発したらって考えなかったのか?」
力なく聞くと
「そん時はそんとき。ダルもやったんだからおあいこ」
そう言ったエドは歩き始めた
「何処行くんだよ?」
ダルが不思議に思って聞くと
「トイレ」
当たり前の様に言ってエドは少し離れたトイレに行った
(自由人!)
ダルは今更ながらエドの厄介さを思い知った
いや、最後の爆弾を阻止したから後は連絡を待つだけだなと、思ったダルが爆弾を弄んだ時だった
BAKOOON
なんとダルから20m先にある花壇が爆発したのだ!!
ダルがそう呟くと
「さっきは赤の線を切ったんだよね?」
エドが切った張本人であるダルに聞くと
「そうだっけ?」
ダルは余り覚えていないように言い返した
(本当に適当だったんかい)
エドは呆れた
そんな会話をしつつも2人は正解の線を考え込む
先程と同じ様にダルは座り、エドは歩きながら考えたが、良い方法が思い付かない
刻一刻と時間が過ぎていく
「なんで俺らは爆弾に何度も命を狙われなきゃいけないんだよ」
ダルがぶつくさと文句を言うとエドは笑って返した
AISの時も最後に爆弾に悩まされたのだ
今度の方がタチが悪いが
「解除の確率1/2……爆発の確率1/2……」
エドも不吉な事を言い始める。顔には互いに出さないが2人ともかなりナーバスになっている
「文句言うのやめるか」
ダルは疲れたようにエドに言って一旦気持ちをリセットさせた
そうナーバスになっては助かるものも助からない
「んだね。M.Tの命が掛かっているからね」
エドがそう言うと
プッチン
!!?なんと、前触れもなくエドは線を簡単に切ってしまったのだ
「!!?なっなにやってるんじゃぁぁ」
ダルは出るだけの声量を使って怒鳴り、エドの襟元掴んで力の限り振り回すが
「あれ?」
ダルはエドの首を離した
“爆発してない”
なんと、適当に切って終ったのがまたもや成功したのだ
「どうやら僕らの悪運は本当に大したものみたいだね」
エドは目を回しながら言うと
ダルは1人腰を抜かしたが、エドが笑って済まそうとしているので
「爆発したらって考えなかったのか?」
力なく聞くと
「そん時はそんとき。ダルもやったんだからおあいこ」
そう言ったエドは歩き始めた
「何処行くんだよ?」
ダルが不思議に思って聞くと
「トイレ」
当たり前の様に言ってエドは少し離れたトイレに行った
(自由人!)
ダルは今更ながらエドの厄介さを思い知った
いや、最後の爆弾を阻止したから後は連絡を待つだけだなと、思ったダルが爆弾を弄んだ時だった
BAKOOON
なんとダルから20m先にある花壇が爆発したのだ!!
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