*終焉を願う*3
約100年前。それは世界大戦の真っ最中であった。
世界を二分にして戦ったそうだ。
その戦いの中、各国にいたといわれる『紅き戦士』。
それは、人間であったが、常人ではなかった。
どこからか『炎』を出し、自在に操って人を焼き殺していたという。
彼らの存在のせいで、「領土」の奪い合いであったはずの戦いが、『紅き戦士』を自国の仲間に入れようとする、「戦力」の奪い合いになってしまったのだ。
戦争はますます激化した。
しかし、終戦はいきなり訪れたのだった。
戦争の元となってしまった『紅き戦士』が、世界中から消えてしまったのだ。
突然のことで、戦争は止まってしまった。
その後、何度も何度も探したが、見付けることはできなかった。
数年後、各国の大統領へと手紙が送られてきた。
『「我等は我等の生に涙する。我等は人の死に涙する。我等は我等を止めに行く」』
『紅き戦争』の最後の消息だった。
世界の大きな戦力であった『紅き戦士』がいなくなり、極々一部に不満を持ちながらも、戦争は終戦となった。
世界に平和が戻った。
もう、始まることなどない…そのはずだったのだが。
その平和はとても脆いものだったのだ。
世界を二分にして戦ったそうだ。
その戦いの中、各国にいたといわれる『紅き戦士』。
それは、人間であったが、常人ではなかった。
どこからか『炎』を出し、自在に操って人を焼き殺していたという。
彼らの存在のせいで、「領土」の奪い合いであったはずの戦いが、『紅き戦士』を自国の仲間に入れようとする、「戦力」の奪い合いになってしまったのだ。
戦争はますます激化した。
しかし、終戦はいきなり訪れたのだった。
戦争の元となってしまった『紅き戦士』が、世界中から消えてしまったのだ。
突然のことで、戦争は止まってしまった。
その後、何度も何度も探したが、見付けることはできなかった。
数年後、各国の大統領へと手紙が送られてきた。
『「我等は我等の生に涙する。我等は人の死に涙する。我等は我等を止めに行く」』
『紅き戦争』の最後の消息だった。
世界の大きな戦力であった『紅き戦士』がいなくなり、極々一部に不満を持ちながらも、戦争は終戦となった。
世界に平和が戻った。
もう、始まることなどない…そのはずだったのだが。
その平和はとても脆いものだったのだ。
感想
感想はありません。
「 佐倉澄 」の携帯小説
- 【携帯版】多賀城[たがのき]の携帯サイトが完成しました。
- PC用小説サイト新設のお知らせ
- 「携帯小説!」がスマートフォンに対応しました
- 【状況報告】03/18の管理人現況
- 【ネット復活】更新再開
- 管理人です。
- サイトの新デザインを作ってみました。