叶うことのない想い…
叶えられない想い…

私には彼氏がいる。
彼氏と幸せになる道を選ぼう…。

トモとは何もなかったわけだし…。
今までと何も変わらない。
そう決心した矢先だった。

いつも通りトモと話をしていた。

『リナのどこがいい？
どこが好き？？』

『どこかなぁ？
顔は今風でかわいいよね。でもオレのこと好きってバレバレだったしね。
オレのタイプは大村さんだよねッ！』

トモの口から思いがけない一言が出た…。

抑えていた気持ちが込み上げる………。

『私がもしトモのこと好きで告っていたら付き合ってくれる？』

精一杯の勇気だった…。

『んー。どうかな？』

トモの返事はそこで終わった………。


トモ…。
どういう意味だったの。
私じゃダメって意味？


トモのその言葉が頭から離れない…。
と、同時にリナの顔も浮かぶ…。

ダメだリナに協力するって言ったのは私だ。
裏切るなんてしちゃいけない…。

ただリナに負けた…。
いつしか私はその感情だけが強くなった…。

リナには嫉妬心しかなくなった…。

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