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貴方への想い〜深謀〜

[103]  ふく  2008-10-18投稿
やっと会える
一日前までの寂しさを忘れた

待ち合わせ場所へ行くまで何て声を掛けようか考えた
どんな表情で会おうか考えた
まだ怒っている素振りを見せようか
それもいい

顔は忘れた
忘れているはずだった
再確認した
何処にいても貴方を見付けられるのだろう
一目で見付けた
貴方しか見えなかった
自然と笑顔になる
ただ『お久しぶりです』と笑って見せた
その表情に安心したのか貴方も笑顔になる
もう何も言わなくてもいい
肩を並べて歩いて夢に見た光景
限られたこの時間を思うがままに過ごせたらいい

二人きりでの食事
何も言うつもりはなかった
言いたい事は沢山ある
何で嘘を付いたのか
私はどう思われていたのか
愚痴を言えば楽しくは過ごせない
私も大人だから
その思いを貴方が崩す
『これからどうしたい?』
貴方の不安を感じる
その一言で思い出した
『最初で最後にしよう』
嘘を知った時会う決意と共に思った事
せっかく忘れて貴方を困らせない様にしようとしていたのに
一瞬にして笑顔を失った

どうしたい
やっぱり貴方といたい
それが本音でも私からは言えない

貴方には幸せな家庭がある
新しい家族も出来た
そんな幸せの絶頂に私は必要ない
例え私一人失った所で何も変わらない
私は初めから貴方の人生のおまけでしかなかった
私の事なんかすぐに忘れる

好きでいて
そう言えずにそんな悲観的な言葉を発した
ずっと我慢してやっと会えたのに
こう言うしかないのが悲しい
とことん溺れさせようと思っていたのに
そんな事も虚しく思える

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