携帯小説!(PC版)

[413]  エヌ  2008-10-18投稿
悪いものが溜まって、吐き出せないでいる。


いったりきたり、自分の尻尾を追いかけますように、同じ所をぐるぐる回る。


ぐるぐるぐるぐる、ぐるぐるぐるぐると。


変わらない。2年前も今も、あの男と出会った9年前も。


ずっと同じだ。

2年後も今も、あと9年経ったとしても。


きっと、変わらないだろう。同じ所をぐるぐるぐるぐる、回っているのだろう。


あの人は、私を捨てた。「俺は一番の理解者だ」とか「俺は、同志だ」とか。


それならば、捨てないでよ。一番の理解者なら、消えないでよ。


何故、消えた?

私が、あの時、それを望んだからか?

私が「私を捨てて下さい」と言ったからか。


あの男は、何も、理解していなかったし、何も、私の志と同じくはならなかった。


私が、どれほど、あの人を、好きだったか。


ああ、いつも、ぐるぐるぐるぐる回って、同じ所をぐるぐるぐるぐるで、目が回る。


ああ、いつも、吐き気がする。


ああ、吐き出したい言葉は吐き出せずに、心臓に溜まり、



ああ、悪いものが溜まる一方だ。


ああ、なぜ、私は、あの時あの男に、あんな事を言ったのだろうか。


ああ、私は、いつまで、後悔するのだろう。

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