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レイとの出会い。10代のえり。9

[660]  ユキ  2006-06-13投稿
レイと暮らすようになり半年が過ぎた。
ここから
悲劇は始まるのだった。

えり16歳。
貯金も段々たまってきて
バイクが買える日もそう遠くはなかった。
今日はチームの直美さんの脱退式。
結婚するのだという。
場所はあの港。
『結婚したいって思えるほど人を愛せるなんて
冷静に考えるとほんとすごいょねレイ。』
酒を飲みながら
あたしはレイに話しかける。
『そうだね…。あんたにもそんな人出来たらいいのにな。』
『できるかなー↓↓でもあたしレイがいたらそれで良いんだけど☆☆』
『ふふっ。あんた変わったねぇ。』
『レイのおかげだよ♪』
本心だった。
だけどあたしはまだ
心に潜むある感情にまだ気付いていなかった。
『あたしレイみたいに金パにしようかなぁ…。』
『やめときな!!!!!』
『…レイ?』
レイははっとした顔で言う。
『あっあんたは紫が似合うょ…。
それにほら!金パだと根元黒いの目立って大変だからさ(笑)』
そう言うと
おもむろにタバコをすいだす。
『あたしもちょうだい。』
タバコをうけとりながら
レイは何か隠してるんじゃないかと思い始めた。
直美さんは涙を流しながら
レイに挨拶をしに来た。
『こんな自分を仲間にしてくれてありがとうございました!!!レイさんの事絶対忘れません!!!』
あたし達は最後
笑顔で直美さんにさよならをした…。
そしてあたし達は
少しきずが入ってしまったレイのバイクで
家に帰る。

続。

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