初恋-届かない想い-
文化祭は二学期の最大行事と言える。
クラスの出し物はお化け屋敷に決まった。
うちのクラスは亮太を始め華やかで団結力がある。
だけど熱しやすく冷めやすい。始めは、放課後残って準備をしていたのに今では亮太と私の二人。
こうなることが目に見えていた。先生も黙認。
だからみんなに腹も立たない。こんなもん。
忙しいくらいが丁度いい。今は何も考えたくない。
「また俺らだけかよ」
今日は委員会議があった。簡単に言えば中間報告会。終わって教室に戻ると黒板には宜しくとのメッセージが書いてあった。
私は黙って黒板を消した。
あのキスが夢であったかのように亮太の態度は以前と何も変わらない。
だから私はあえて何も言わなかった。
「明日、俺からみんなに言おうか?」
「えっ?…」
「みんなの文化祭なのに…このままじゃ間に合わねえよ…」
珍しく亮太が沈んでいる。
確かに他のクラスと比べても進みは遅い。
二人で準備してるんだから仕方ないんだけど…
「どっちでもいいよ?」
私がそういうと亮太は
「なんで?」
怪訝そうな顔をした。
「そりゃ…みんなで助けあってやるべきだと思う。でもみんなもたないし…」
私はもうあきらめていた。
クラスの出し物はお化け屋敷に決まった。
うちのクラスは亮太を始め華やかで団結力がある。
だけど熱しやすく冷めやすい。始めは、放課後残って準備をしていたのに今では亮太と私の二人。
こうなることが目に見えていた。先生も黙認。
だからみんなに腹も立たない。こんなもん。
忙しいくらいが丁度いい。今は何も考えたくない。
「また俺らだけかよ」
今日は委員会議があった。簡単に言えば中間報告会。終わって教室に戻ると黒板には宜しくとのメッセージが書いてあった。
私は黙って黒板を消した。
あのキスが夢であったかのように亮太の態度は以前と何も変わらない。
だから私はあえて何も言わなかった。
「明日、俺からみんなに言おうか?」
「えっ?…」
「みんなの文化祭なのに…このままじゃ間に合わねえよ…」
珍しく亮太が沈んでいる。
確かに他のクラスと比べても進みは遅い。
二人で準備してるんだから仕方ないんだけど…
「どっちでもいいよ?」
私がそういうと亮太は
「なんで?」
怪訝そうな顔をした。
「そりゃ…みんなで助けあってやるべきだと思う。でもみんなもたないし…」
私はもうあきらめていた。
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