初恋-触れる-
文化祭はバタバタと過ぎていく。ハプニングもお愛敬でうちのクラスのお化け屋敷は学年で一番に選ばれ、学校でも銀賞を獲得して幕を閉じた。
文化祭の後は打ち上げ。
クラスでカラオケにいくことになっていた。
だけど私はお化け屋敷を撤去した教室で一人物思いにふけっていた。
なんとなく下を見ると亮太が出てきた。
後を追う様に理沙がでてきたのが見えて私は亮太を呼び止めなかった。
後でまた会える。
そう思ったからだ。
だけどあの時、亮太は振り替り、私と目が合った。
気付いてすぐそらす私。
気持ちとは裏腹に胸は高鳴っていた。
ダメだ…亮太の近くにいすぎると自分がおかしくなる…そんな気がした。
しばらくして教室の扉があく。ガラッ…
「まだ帰らねえのか?」
「なんで?」
亮太だった。泣きそう。
「呼ばれた気がした」
そう照れて笑う。
どうしよう…このキモチ…「亮太…」
亮太は黙って私を後ろから抱き締めた。彼の顔が浮かんだ。理沙の顔も。
だけど…亮太が好き。
「なんでお前は泣く?」
「えっ…?」
「お前が好きだ。俺じゃダメか?」
亮太は少し震えていた気がする。
「私も…亮太が好き…」
もう夕日は落ちて教室は薄暗かった。
文化祭の後は打ち上げ。
クラスでカラオケにいくことになっていた。
だけど私はお化け屋敷を撤去した教室で一人物思いにふけっていた。
なんとなく下を見ると亮太が出てきた。
後を追う様に理沙がでてきたのが見えて私は亮太を呼び止めなかった。
後でまた会える。
そう思ったからだ。
だけどあの時、亮太は振り替り、私と目が合った。
気付いてすぐそらす私。
気持ちとは裏腹に胸は高鳴っていた。
ダメだ…亮太の近くにいすぎると自分がおかしくなる…そんな気がした。
しばらくして教室の扉があく。ガラッ…
「まだ帰らねえのか?」
「なんで?」
亮太だった。泣きそう。
「呼ばれた気がした」
そう照れて笑う。
どうしよう…このキモチ…「亮太…」
亮太は黙って私を後ろから抱き締めた。彼の顔が浮かんだ。理沙の顔も。
だけど…亮太が好き。
「なんでお前は泣く?」
「えっ…?」
「お前が好きだ。俺じゃダメか?」
亮太は少し震えていた気がする。
「私も…亮太が好き…」
もう夕日は落ちて教室は薄暗かった。
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