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BEAT REVOLUTION(11)

[577]  SKY  2008-10-21投稿
打ち上げも終わり、無事に俺達は寮に帰ってきた。

長瀬さんにきいた宇佐美の過去。何故宇佐美が他人行儀なのかが分かる気がした。

「安心しろよ。宇佐美」

「どうしたんですか兄さん?」

聖がベランダからやって来た。

俺と聖のベランダは繋がっている。しきりもないから行き来が自由だ。

「聖か。宇佐美のことなんだけど・・・・・・守ってやろうな」

「イジメ・・・・ですか」

宇佐美は前の学校ではイジメにあっていたらしい。理由はバンドなんか生意気にもやっててさらに年下のくせにヴォーカルをやっていたからだそうだ。

「そうだよ。まあ、この学園ではイジメなんてないだろうけど」

「たしかにそうですね」

しかし宇佐美はかなり歌うのが上手かった。もったいないとも感じた。宇佐美をイジメていた奴らに見せてやりたいぐらいだ。




−−突然部屋のドアが開いた。

「作戦会議だ!談話室に集合!」

−−バタン!

我等が生徒会長は嵐のように去って行った。

「なんだろう?」

「珍しいですね」

そして俺と聖は談話室に向かった。




談話室には俺と聖以外のメンバーがそろっていた。もちろん宇佐美も・・・・・。

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