携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 眠れぬ夜は君のせい〜3〜

眠れぬ夜は君のせい〜3〜

[765]  ユーリ  2008-10-22投稿
母に起こされて急かされお風呂へ入った。

母が言うセリフは決まって『あんたね、ホンマいくつになる思ってんの?弟見習って早く結婚してシッカリしてちょうだい!』

起き抜けにあのセリフはキツイ。私が母の立場だったらそんな言い方しないわーい!とカチンとくる気持ち堪えて『あーハイハイ』と軽く交わす。

3つ下の弟は二十歳で出来ちゃった婚をした。チャラチャラした奴だったのに結婚して子供が生まれた途端、すっごく良いパパになった。今では三児の父になった。
母はそれが本当に嬉しいみたいだ。

逆に30前になっても落ち着く気配すら見えない娘が鼻について仕方ないと見える。

お風呂を出てベッドに入ると夜中2時をまわってた。

ユウキと話したい。
けど時間も遅すぎるし、メールをする勇気がなかった。

その夜はユウキを想い眠りについた。

夢を見た。私は知らない男の人と手を繋ぎ二人で一生懸命に走っていた。その人の大きくて暖かい手がとても印象的だった。

目覚めると時計はもう10時になっていた。家の中が子供のはしゃぐ声で賑やかだった。そっかぁ今日は日曜日か。

下の階に降りていくと甥っ子達が母を取り囲んでた。パジャマのままの私を見て『あーっ!やっと起きてきたわ。いつまで寝てるんかねー、君たちのおばちゃんは!』横目でチラリと見嫌みを言う母。すかさず『ネボスケのくーちゃん!くーちゃん遊ぼう!』と姪っ子が飛びついてくる。

『裕たちは?』母に聞くと『今日は二人で朝から神戸よ。あの子達もうすぐ結婚記念日やから、なっちゃんのリクエストでお買い物』
ふぅん…近くにジジやババが居ると楽できるよなと一人言言いながら新聞を読む。

『くーちゃん、携帯鳴ってるよォ』甥っ子のトモが携帯を持ってきてくれる。

『もしもし』…真紀からだった。真紀とは去年の冬に喧嘩をしてそれっきりだった。

『久しぶり』そう返すと『ずっと電話掛けづらくて、あの時はごめん。』申し訳なさそうな真紀の顔が浮かんだ。

『もう忘れた、何で喧嘩したか』そう言うと『くー優しいね、いっつも』それから互いの近況を言い合って『今度一緒に美味しい物でも食べよう』とゆう事で電話を切った。

甥っ子や姪っ子を連れて父と母は動物園へ出掛けた。私は仕事に行く用意をした。ユウキと書いたアドレスを携帯に入れる。

深呼吸をする。名前にユウキと入力した。

感想

感想はありません。

「 ユーリ 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス