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天駆ける時間?

[400]  ユータ  2006-06-14投稿
(またか…)カケルは両手を握りしめて立ち上がろうとする。「まぁ?焦りなさんな」空がぐっと肩を押さえつける。
「新米に連戦はきついから?カケルはおやすみ」空の体が光りに包まれ一瞬で黒いコートに包まれる。
「私達だけで大丈夫だから?」未来もコートに包まれると一瞬で姿を消した。
カケルは一人呆然としていた。

憂希町…カケル宅…夜。
カケルは一人の夕食をすませて、自分の部屋にいた。キーホルダーを掌でぐっとにぎりしめる。
「また…夢魔が出るのかな…こ〜してる間にも…」
さらに強く握りしめたキーホルダーが光り始めた。
「なっ??なんだ?」まばゆい光りはやがて光りの矢となって憂希町の空に伸びていく。「……」カケルは部屋飛び出すと、自転車に跨がり全力で光りを追い掛けていった。

暗い町は静かで不気味だった。暗い路地を駆け抜け、段差を飛び越えると、古ぼけた工場にたどり着いた。酷くボロボロの外装。
光りの矢は真っすぐに工場中に入っていた。
「行かなきゃ行けない…光りの戦士なんだから…」
重く閉ざされていたドアに手をかけて力いっぱい扉を開いた。

感想

  • 1572: 毎回楽しく読ませてもらってます?連載頑張ってください? [2011-01-16]

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