レンタルビデオ店の恋
それは今から5年前の事でした。
私はレンタルビデオ店で好きな音楽を流し、忙しいながらも楽しく、たくさんのアルバイトに指示を出す社員として働いていました。
彼氏も実はそのアルバイトの中にいたり、とても充実した日々を送っていたのです。
そしてある日、店長に
「明日から研修員が数名やってくるからちゃんと指導してやってくれ」
と…
次の日、言われた通り研修員4名やってきた。
男性二人に、女性が二人。私は男性二人を請け負うことになり、レジカウンターに立たせる。
一人は眼鏡をかけて少しポチャッとした津島という男。もう一人はどこにでもいるような普通の若干猫背ぎみのトロそうな山本と言う男だった。
少し様子を見て、各人に返却された商品を売り場に戻す作業をふる。
今、思うと完全に名前間違えて指示を出してしまっていた。
津島に向かい「山本くん、これお願いします」
山本に向かい「津島くんはレジに残って…」
と、それくらい私にはたいした印象もない二人でした。
それから日を重ねるごとに津島は違う担当部署になりこちらには研修に来なくなり、山本だけが来るようになりました。
私は朝から大音量で「ゆらゆら帝国」を流し、開店前の準備作業を行っていた。
すると少し遅刻した山本がヘコヘコやってきた。
「じゃ、これ返却処理お願い!」
「ゆらゆら帝国好きなんですか?」
私はビックリした。
そんな質問を山本からされるなんて!!
「いや、実は聴いた事なくて、でもずっと聴いてみたくて(笑)だから聴いたのは初めて。やっぱりかっこよかったわ〜」となんだかテンションが上がってきた。
「僕は結構好きでよく聴いてたんです。」
「そうなんだ!」
意外な展開となってきました。
「私、実は洋楽好きでグラムとか聴いたりするんだよね…」
「すごい意外ですね!僕も洋楽好きで…。Creamって知ってますか?」
偶然にも音楽という共通点を見つけてしまった二人は急接近したのです。
なにがきっかけになるかわからない…
人は見かけによらないものなんだね。
それから私は次第に山本と話すのが楽しくなり、山本という人間に興味がわいてきたのでした。
私はレンタルビデオ店で好きな音楽を流し、忙しいながらも楽しく、たくさんのアルバイトに指示を出す社員として働いていました。
彼氏も実はそのアルバイトの中にいたり、とても充実した日々を送っていたのです。
そしてある日、店長に
「明日から研修員が数名やってくるからちゃんと指導してやってくれ」
と…
次の日、言われた通り研修員4名やってきた。
男性二人に、女性が二人。私は男性二人を請け負うことになり、レジカウンターに立たせる。
一人は眼鏡をかけて少しポチャッとした津島という男。もう一人はどこにでもいるような普通の若干猫背ぎみのトロそうな山本と言う男だった。
少し様子を見て、各人に返却された商品を売り場に戻す作業をふる。
今、思うと完全に名前間違えて指示を出してしまっていた。
津島に向かい「山本くん、これお願いします」
山本に向かい「津島くんはレジに残って…」
と、それくらい私にはたいした印象もない二人でした。
それから日を重ねるごとに津島は違う担当部署になりこちらには研修に来なくなり、山本だけが来るようになりました。
私は朝から大音量で「ゆらゆら帝国」を流し、開店前の準備作業を行っていた。
すると少し遅刻した山本がヘコヘコやってきた。
「じゃ、これ返却処理お願い!」
「ゆらゆら帝国好きなんですか?」
私はビックリした。
そんな質問を山本からされるなんて!!
「いや、実は聴いた事なくて、でもずっと聴いてみたくて(笑)だから聴いたのは初めて。やっぱりかっこよかったわ〜」となんだかテンションが上がってきた。
「僕は結構好きでよく聴いてたんです。」
「そうなんだ!」
意外な展開となってきました。
「私、実は洋楽好きでグラムとか聴いたりするんだよね…」
「すごい意外ですね!僕も洋楽好きで…。Creamって知ってますか?」
偶然にも音楽という共通点を見つけてしまった二人は急接近したのです。
なにがきっかけになるかわからない…
人は見かけによらないものなんだね。
それから私は次第に山本と話すのが楽しくなり、山本という人間に興味がわいてきたのでした。
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