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RING‐リング‐

[135]  ゆきんこ☆  2008-10-23投稿
1.出会い

12月9日 日曜日。毎週日曜日はバイトが休みなのでショッピングをする、杉野羅夢(すぎのらむ)16歳。
この日も、いつものようにショッピングを楽しんでいた。
「うーん…どうしよう…。こっちはアメカジ系で可愛いし、パンク系でカッコいいし……もー!悩むー!」
すると、どこからか、
「いらっしゃいませー!どうぞーごらーんくだっさーい!」
という高らかな声が。
『ヤバ。あのウザ系ショップ店員がこっちに近付いてきているー!逃げなきゃ…あっちだったら大丈夫かな…』
ソロソロと移動を始めた羅夢に気付いた店員。
見られていることに気付いた羅夢。
『…。
ギャー!!しまったぁ!目ェあっちゃったよぉ!!
ヤバい…100%声かけられる!(涙)』
コツコツコツコツ
ヒールの高い音とともに近付いてくる店員。
「そのTシャツ気になっちゃう感じ?うんうん。今みんな可愛いって言ってくれてるぅ 試着する?」
「じゃ…いちお…」
「かしこまりぃ」

「言うほどウザくなかったような…」
試着室の中で、羅夢は思った。そう思った途端に店員の声が。
「あけちゃっていいですか?」
「い、いいですよ」
シャ―――\r
カーテンが開く。
「ガヷイ゙〜〜!!すごいカワイイ〜〜!もう見ただけで男子2人くらいは落とせそうだよぉ!」
「はぁ
じゃあ…買おっ…かな。」
「えーっと…こちら二点で5860円ですね〜…はい、ちょうどいただきま〜す
ありがとぉございましたぁ またおこしくださーい」

チャラーンとドアに付いたチャイムを鳴らしながら店からでてきた羅夢。
『急がなきゃ!』

感想

  • 11673: あ [2011-01-16]

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