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明日かも知れない〜04〜

[361]  岬 登夜に  2008-10-24投稿
早朝6時、バイト明けで見る太陽は眩しい。

店の前にいた子供達はどこに行ったのか太陽が昇る頃どこかに消えた。

家に着いて鞄を空けたら寛人から貰ったCD−Rと、徳さんから貰った大麻が出て来た。

「どうするかなぁ…これ」

独り言がでる。

とりあえずモカの無修正は気になるので見てみることにした。


明るい室内が映り出される。間違いなくモカが男と激しいキスをしている。キスというより顔の舐め合いに近い。

次第に二人とも興奮してきて荒い息遣いになる。
男がモカの胸を揉みだし、モカが男のをくわえだしと、とにかくぐちゃぐちゃになり二回戦にまでおよんだ。

すげぇ、清純派が二回戦かよ。どんだけがんばるんだ? と妙なところに感心しつつ俺も朝から頑張ってしまった…。

さて、見たからこれは池上君にでも売ろうか貸そうか。

大麻の方は素人の俺にはさばくルートないから寛人にでもくれてやるか。

8時半だ。昼まで寝て大学にいくことにした。


昼に起きて台所にいくとラップの下にハムエッグがある。

食糧自給率が低いこの国はなんでも輸入していたけど石油の高騰で著しく値上がりしている。

一度うちでニワトリを飼う話もでたが両親共に子供の頃から生き物を飼ったことがなく、野犬やトリインフルエンザの問題もあり中止になった。

コンビニ弁当は今や贅沢品。期限が一分切れただけで捨てられる。だけど今は保存料と保存方法がよくなって常温で二日位持つ弁当ばかり。

養豚場の人が一日置きに期限切れの弁当をもらいにくる。トンカツ弁当も中にあるのにお構いなしだ。

水を冷蔵庫から取り出すときハムの原産国が目に留まる。

中国か、でも親が先に食べたんだろうから安心か? 

急に食べる気が無くなり冷蔵庫にしまう。だいたい卵料理を出しっぱなしっておかしくないか?

貧乏人の食生活はいつもスリリング。今日は良くても明日は判らない食品ばかり。危ないと判っているものでも食べて行かねば食べるものがない。

まあ、食べるものがない人達より幸せかもしれないが。



大学に行くと寛人が真面目に講義に出ていた。

恭平を見ると側に来いと手招きする。

「よう。見たか?」

ニヤニヤしながら恭平に聞く。

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