夏の終わり 2
美神は異常なぐらいの筋肉がついていた。
俺達はランニングを始める。4月にしては寒い外はしんしんと雪が降っていた。山野辺は「あいつ何者だろうな?」と聞いて来る。
「・・・分からないな」こいつは頭が良いのか悪いのか分からない。
「とにかく、俺はあいつの指示に従う」
「それじゃ俺も」
やっぱりこいつは分からない。しかし、新監督はもっと分からない。
キャプテン荒川はキャッチボールの指示を出した。みんなは何故か浮かない顔をしている。
「そんなの止めろ。」金切り声のような怒声が飛んで来る。
「集合!」
「今やったのはなんだ?キャッチボールだろ?キャッチボールは相手の胸に投げてやる、捕る奴は正面以外は動いて両手で捕る。分かったら早く散れ。」
意外なことに全員教えに従っている。そして、心なしかキャッチボールが上手くなっているように見えた。美神の顔には不気味な笑みが浮かび、新しい野球部の第一歩が静かに静かに踏み出された。
俺達はランニングを始める。4月にしては寒い外はしんしんと雪が降っていた。山野辺は「あいつ何者だろうな?」と聞いて来る。
「・・・分からないな」こいつは頭が良いのか悪いのか分からない。
「とにかく、俺はあいつの指示に従う」
「それじゃ俺も」
やっぱりこいつは分からない。しかし、新監督はもっと分からない。
キャプテン荒川はキャッチボールの指示を出した。みんなは何故か浮かない顔をしている。
「そんなの止めろ。」金切り声のような怒声が飛んで来る。
「集合!」
「今やったのはなんだ?キャッチボールだろ?キャッチボールは相手の胸に投げてやる、捕る奴は正面以外は動いて両手で捕る。分かったら早く散れ。」
意外なことに全員教えに従っている。そして、心なしかキャッチボールが上手くなっているように見えた。美神の顔には不気味な笑みが浮かび、新しい野球部の第一歩が静かに静かに踏み出された。
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