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特別ではない主婦?

[278]  紀々  2008-10-26投稿
ビリビリッて痺れるみたいになった。
どうしたら良いかわからない、微動だにしない私の舌に彼の舌は絡み付いた。
何度も痺れような感覚になって。それに必死だったから、お約束ですが。
息をするのを忘れてた。

苦しくなって、彼の肩をドンと叩く。
彼が私を引き寄せる力は緩まなかった。
ただ、唇が離れていく時もう一度、私の下唇を彼がペロリと舐めた。
「いいよって言ってないのに〜」
「で、どうだった?いつもと違うのは(笑)」
って彼が笑って言った。
痺れちゃってヘニャヘニャな私が返事出来るハズもない。
「鈍感で申し訳ないとも思ってるけど・・・・」
ちょっと間があいて、
「大人ぶってるわけでも何でもなく、多分、俺自身が急ぐタイプじゃないんだと思う。」
「キスとか、Hとか?したくないわけじゃない、けど。したい、けど!でも、もう少しゆっくりでいい・・・」
って彼は言った。

私、空気読めない子だと思う。そこで、うんってうなずいて終わっとけばいいのに。
「これまで、経験ナシ、なの?」って聞いてしまった。彼、苦笑い。
「白状すると、経験は、アルよ、アルけど。何かあんまり・・・上手くは出来なかったし・・・」
「何か、何回かしたら、その時の彼女が好きなのか、ヤルのが好きなのかわかんなくなって。」

と彼は困った顔して言った。「ただ、俺も、男だから、好きな子とシタイと普通に思うよ。今も、思ってるよ。でも。」
「俺が相手を好きな事がちゃんと相手に伝わるようにヤリたいって、今は思うから・・・」
そう言った彼の顔は真っ赤だった。
嫌な気持ちにはならなかった。前の彼女って言葉にドキッとしなかったわけじゃないけど。
彼の気持ち・ペース、みたいなモノを理解したいと思った。
そして、やっぱり彼は自分よりも大人なんだなって思った。

その後、もう一度彼は私にチュッってキスをしてくれて「もう勘弁して」って笑った。
バスを待たずに、手をつないで前より距離が縮まったのを感じつつ、
ふたつ先のバス停まで、幸せな気持ちで歩いた。

でも、彼と早くHな事したいなぁ〜なんて事も考えながら。
大事にされるっていう、初めての喜びみたいなのを私はかみしめていた。

早くオッパイおっきくならないかなぁ〜なんて事も思いながら。

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