夜になれば 5
僕は遅れてきた担任をとりあえず部屋へと案内した。
「本当に、こんな時間になってしまって申し訳ありません。」
先生は叱られた犬のように僕を見て謝った。
「あーいえいえ、いいんですよ!気になさらないで下さい。こっちこそ慌ててドア開けてぶつかってしまって本当にすいません」
僕も謝った。
「ところで先生、なんでこんなに遅刻したのー?」
互いに頭を下げているところに順が口をいれた
「来る途中にね、陣痛起こして倒れてらっしゃる方がいて、その人を介抱してたの。しかも、携帯電話を忘れて連絡も入れられなくて・・・順君、待たせちゃって、本当にごめんね」
僕は、有り得ないいいわけするなと思った。そんなに都合よく妊婦さんが倒れてるわけはない。
(しかし、この状況何かひっかかるな・・・)
「陣痛?介抱?」
順にはよく状況がわかっていないみたいだ。
「つまり、具合が悪い人がいてな、その人を助けてあげたんだ。だから、先生は遅くなっちゃったんだ。」
「あーなるほど、先生は良いことしてたんだ。じゃあ許してあげるよ。」
僕が説明すると順はなっとくした
「本当に、すいませんでした。」
先生は本当に申し訳なさそうにしている
「いえいえ、それよりも肝心の家庭訪問の方にうつりましょう!」
「そうですね!」
先生は、ふっと笑ってこっちを見た。僕の一言でどうやらほっとしたらしい。
「では、改めまして・・・」
そう言うと、先生はいきなり喋らなくなった。
そして、僕を見ていた。
「本当に、こんな時間になってしまって申し訳ありません。」
先生は叱られた犬のように僕を見て謝った。
「あーいえいえ、いいんですよ!気になさらないで下さい。こっちこそ慌ててドア開けてぶつかってしまって本当にすいません」
僕も謝った。
「ところで先生、なんでこんなに遅刻したのー?」
互いに頭を下げているところに順が口をいれた
「来る途中にね、陣痛起こして倒れてらっしゃる方がいて、その人を介抱してたの。しかも、携帯電話を忘れて連絡も入れられなくて・・・順君、待たせちゃって、本当にごめんね」
僕は、有り得ないいいわけするなと思った。そんなに都合よく妊婦さんが倒れてるわけはない。
(しかし、この状況何かひっかかるな・・・)
「陣痛?介抱?」
順にはよく状況がわかっていないみたいだ。
「つまり、具合が悪い人がいてな、その人を助けてあげたんだ。だから、先生は遅くなっちゃったんだ。」
「あーなるほど、先生は良いことしてたんだ。じゃあ許してあげるよ。」
僕が説明すると順はなっとくした
「本当に、すいませんでした。」
先生は本当に申し訳なさそうにしている
「いえいえ、それよりも肝心の家庭訪問の方にうつりましょう!」
「そうですね!」
先生は、ふっと笑ってこっちを見た。僕の一言でどうやらほっとしたらしい。
「では、改めまして・・・」
そう言うと、先生はいきなり喋らなくなった。
そして、僕を見ていた。
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