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その時彼女が言った事4

[98]  夢創  2008-10-27投稿
部屋のカギを開けると、電気と同時に、

「どんな部屋〜♪」

と、智子が飛び込む。
(ヤバいっ!)男の独り暮らし、半年以上彼女なし、そりゃ、隠すべきものがありすぎる。

「いやー!」

ほら来た。あたしの中で、何かが壊れる時だ。

「可愛い〜♪かずさん、これってキツネ?」

おぉ、ナイス相棒!ブリティッシュコーギーテリアの雄、2才の「ダッシュ1号」だ。
当時、犬は大型犬が流行っていた。アフガンハウンドやコリー、ゴールデンレトリバーに、シベリアンハスキー。
そんな中で、ペットショップの隅に、「誰か僕をもらってください」と、書かれたオリの中に居た。

「いや、コーギーって言う、れっきとした犬だよ、キツネじゃないぜ」

気に入ったようで、キッチンで撫でまわしている智子を横目に、ベッドルームへ、一通りの男のロマンを押し入れへ突っ込んだ。
そして、風呂の湯が湧くまで、熱めのコーヒーを淹れて、体を暖めた。
ティーシャツと、新品のボクサーパンツ。スウェットの上下と、バスタオル。

「風呂、そろそろ湧くから、肩までしっかり浸かるんだぞ!」

「は〜い。うふっ。かずさん、お父さんみたい」

仕事柄、言葉使いも荒く、罵声の中にいると、この間延びした喋り方が、調子を狂わす。…が、悪くもない。

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