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その時彼女が言った事5

[101]  夢創  2008-10-28投稿
これまでに話した内容を、智子が風呂に入っている内に、ベッドメイクをしながら考えた。
住まいは、三浦市の初声で、浪人中。街中で声をかけて来た男に車で、朝比奈の暗がりへ。危ういところ、たまたま男の鼻頭に頭がヒットして、車から逃走。財布の入ったバッグも置いて来てしまい、途方に暮れていた時、俺が車を止めてくれた(あれは、明らかに事故です)らしい。彼女には、白馬に乗った王子様に見えたようだ。
俺は、因果を感じていたが…運命だそうだ。

「お風呂ありがとう!すっご〜く気持ち良かった〜。毎日入りにこよ〜っかな〜♪」

(幽霊かと思ったけど、こりゃ異星人だな)口には出さないが、そう思った。

「洗濯、乾燥機にいれといたから、朝忘れるな」

「えっ、下着も?」

と、上目使いで、ぽっと赤くなった。この時、少しドキっとしたのは、確かだった。

「大丈夫だ、目は瞑ってたから、見てねぇよ!」

「でも、恥ずかしいな〜うふふ」

「奥の四畳半のベッド使っていいから、早く寝ろ!」

(ヤバいっ!完璧に呑まれてる!)焦りもあり、ぶっきらぼうに言い放つと、風呂に入った。
翌朝…智子は起きなかった。揺すってみた、頬を軽く叩いてみた、無理だった。そして、時間もなくなってきたので、布団をはいだ。
そこには、一糸纏わぬ、透き通るように白い女の裸があった…。

「うふぅん…」

ハッと我に帰った俺は、布団を戻すと、「帰る時は、電気、ガスをチェックして、カギは新聞受けに入れておけ!あと、飯と電車賃に遣うように。」と走り書きして、スペアキーと、五千円札一枚を置いて、仕事へ出かけた。

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