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手の檻 参

[460]  ghost  2008-10-29投稿
「どういう意味だよ」

「はい、もーダメ!!もう聞いちゃダメ」

「じゃあいいや、興味ねーし」

どんどん進んでいってエレベーターのところまできた。
エレベーターの扉が開いて中に入ると、そのどうやら少女らしい遊亜なる少女も入ってきた

「おまえ、なにはいってきてるんだよ!!」

「えー、ひどい、こんなビルの最上階に少女を一人おいていくつもり!!」
「うっ・・・・・っ」

「はい、じゃあ一階ね、」

といって遊亜は一階のボタンを押した、

それから沈黙のままエレベーターは、一階についた

「はい、と・う・ち・ゃ・く!!」

「はい、きーつけて帰れよ」

遊亜が外にでたのをみはからい、階のボタンをおして、閉まるを押した
「ちょっと、ちょっと、ちょっと!!」

遊亜が扉にしがみついてきた、もちろんのように扉は再び開く

「な、な、なんだよ、もういいだろ」

「まだ、死ぬきでいんの」

「もうちげーよ、ちょっと用があんだよ」

ゆっくりと立ち上がり

「ふーん、じゃあ、ついていく」

といってまた、乗り込んでくる

ここは、俺の働いている会社である、そしてオレは、自分のパソコンに遺書みたいのを書き残してきてしまった、

オレの仕事場、についた

「それでもさー、なんで自分の会社で自殺なんかしようとするかなー?」
「・・・・・ただ、じゃ死にたくなかったんだよ、誰かに、迷惑かけたくなるんだよ」

「ふーん、分かんないでもないよ、その気持ち」
「意外だな、まさか肯定してくれるなんて、人生での最後のあがきかな」

よく考えると今は深夜2時だ、こんな時間にうろちょろしているように子供なんて普通じゃない。
「まだ、お子ちゃまのくせに、人生なんてかたってんじゃねーぞ」

やっぱ、普通じゃない

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