トモとシフトが久しぶりに被ったのは…

８月のお盆の時だった…。


ちょっと手が空いたときにトモに勇気を出して聞いてみた…。

『トモ、結婚してんの？』
答えなんてどうでもよかった…。
話が出来るのが嬉しかった…。


『えっ！してないっすよ。まだ独身ですよ。オレ。』

『なんだ。そうなんだ。
……リナは？』

『なんだかんだで付き合ってますよ。』


ちょっとホッとした。
結婚してなかったんだ。

……………でも……………リナがいる。
まだ付き合ってたんだ…。

どうにもならない。
リナは今ここにはいない。
別れてほしい。


そう。
強く願うしかなかった…。

そして私は…。
トモに恋をしていった。


一緒にいたいと願うしかない私…。
リナはいつもトモの隣にいるんだろうと思うと、
悔しくなってしまう。

どこにもぶつけられない
想い…。


私はトモの携帯の番号しか知らなかった…。
アドレス…聞きたいな。

そう思っているけど聞けない…。

冬に近い秋だった…。
トモがリナと別れたのは…
私がその事を知ったのは
年末だった…。


なんで…。

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