携帯小説!(PC版)

トップページ >> スポーツ >> サイン〜第一章〜?

サイン〜第一章〜?

[445]  重ね着  2008-10-30投稿
そんなオレらも小学生になり、小学4年の時地元の少年野球チームに入った。


最初はつまらないボール拾いだのをさせられていたが、肩の強かったオレは監督にすぐ目をつけられ、ピッチャーをしてみろと言われた。


初めてのピッチャー、初めてのマウンド。みんなが見つめる中、オレは腕を振りかぶり思い切り腕を振りぬいた。

ガツッ!!

その球はみんなが思っていたよりも速く、キャッチャーは捕ることができなかった。
その後何回投げても同じ結果になり、皆がざわつき始めた。そのとき


「僕捕れるよ」

昇はあの有無を言わせない笑顔で監督に言うと、キャッチャーからミットを借りオレの前に座った。

オレはまた同じように昇のミットめがけてボールを投げ込んだ。


……バシッ!!!


その時の静寂とミットの音。
投げた球がミットに入る、なんともいえない感情。
言葉では言い表わせないが、ピッチャーという場所。
いろんなものが込み上げて来たことは今でも鮮明に覚えている。


これがオレと昇が初めてバッテリーになった瞬間だった。

感想

感想はありません。

「 重ね着 」の携帯小説

スポーツの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス