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西の国〜縛られた鎖〜 5

[276]  Heart  2008-10-30投稿
長い沈黙が続いた…いつもの4人には考えられないほど長い沈黙だった。
沈黙を破ったのはケインだった。
「アカネ今日はごめん」
「えっ…?」
「昼にアカネを怒らせたから…」
「あれなら気にしないで。私も怒鳴ってごめんね」
「俺も気にしてないから大丈夫だ。なら俺こっちだから〜元気でな…」
ケインが走りながら帰って行った。目から涙が溢れていた。
「私もこっちだから…またね。」
メイヤも辛そうに帰って行った。

また長い沈黙が続いた。俺はアカネは大丈夫かと気にしながら歩いていた。
「ねぇ…」
「はいっ!」
いきなり呼ばれたので声が裏がえった。凄く恥ずかしかった。
「私達どうなるのかな?」
「さぁ〜な」
「死んじゃうのかな?」
「そんなこと言うなよ!」
「だって戦争だよ…死ぬよ…」
「死ぬとか言うなよ」
「ごめん…」
「…俺が止める!」「えっ?」
「俺が戦争を止める!」
「ハイドが…無理だよ…」
「今は無理かもしれない…でもいつか絶対止めてみせる!だから生き延びろよ!約束だ」
「アハハ〜ハイドはバカだよ〜でもそこがハイドらしいや〜わかった!その約束信じるよ。」
「ありがとう。でも笑うことないだろ」
「ごめんね。あと一つ約束して欲しいことあるんだけどいい?」
「いいよ。なんでも」
「戦争が終わったら私と…結婚…してほしい」
体をモジモジさせ上目使いで言われて凄く可愛かった。
初めてアカネを女として見た瞬間だった。
「あぁ」
あまりに可愛すぎてロクな言葉を返せなかった。
「ありがとう」
アカネがそれを言い終わった瞬間、俺の唇に暖かくて柔らかい感触があった。

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