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一生 シアワセ4

[516]  さきざき ひろ  2008-11-01投稿
僕は高校時代、2年生から付き合っていた女性がいた。一目惚れだった。

すぐに告白した。真剣だった。卒業して、社会人になったら結婚しようと思っていた。彼女も同じだった。

彼女は東京の企業に就職し、僕は東京の大学に進もうとしたけど、前に言った様に 思い通りにはならなかった。
よく言う遠距離恋愛。長くは続かなかった。彼女の寂しい思いは、近くの男性に移っていた。

たぶん…。

ただ、その頃の僕は仕事が忙しく夜の1時頃帰り朝4時には起きて、また仕事。彼女に電話など出来ない日が続いて…

たぶん、僕が希望していない仕事はして欲しくないと言う気持ちと、もちろん彼女自身の寂しさと…要り混じった気持ちから別れ話になったのかも知れない。

泣きながら言う彼女を見て、頷いてしまった。それが彼女にとって良い事だと思ってしまった。

後悔した。
どうして否定しなかったのか…。
その日、友人の前で一晩中泣いた。

それから2年以上、おを引いた。

専門学校の研修旅行で、ヨーロッパに行き、スカンジナビアのコペンハーゲンに滞在した折り、治安がいいので夜の街を散策する事にした。
3章で言った女性と一緒だったけど、欧風のデコレートされた物などの勉強の為だった。

11月でその日はとても寒く、でも透き通った空気と石畳の道、優しい街の灯り。凄くロマンチックだった。

そんな夜、二人で歩いていると…白いフワフワした物が降ってきた。初雪だった。

東北に暮らしている僕らにとっては、珍しくもなかったけど、場所が変われば凄くロマンチックに感じる。

寒がっていた彼女に、僕がしていたマフラーを巻いてあげようとした。

やっぱり可愛いい。…彼氏がいてもいい。今だけでもいい。そう思ってしまった。

首に巻いてあげた手をそのまま肩に置いて、
…ちょっと目を閉じて!と言ってしまった。

キスをした。長い時間。

彼女には彼氏はいなかった。僕も2年以上もの引きずっていたモノから、ふっきる事が出来た。

大事にしようと心から思った。
だけど、あんな事になるなんて思ってもいなかった…。

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