携帯小説!(PC版)

トップページ >> エッセイ >> 一生 シアワセ6

一生 シアワセ6

[491]  さきざき ひろ  2008-11-03投稿
ごめんなさい!

では済まないけど、ごめんなさい!って言いたかった。
男って最低。

彼女の純粋さに、泣かせる事は出来なくて、そのままフタマタの状態になってしまった。

本当に好きな彼女は、すぐに察したみたいだったけど、何も言ってくれなかった。多分、言えば…もしかしたら自分が別れなければならなくなるかも知れないと思っていたからかも。

最悪。

人一倍家庭に憧れて、愛してる人と一緒に居たいと思ってる僕が、こんな事してる…。

優しすぎるとか言われていたけど、単なる優柔不断か……最低な男だった。

学生時代から 女の子が周りに寄ってきた。ファンクラブみたいなのもあった。人前に出るのが好きだったし、快感を覚えてたから、…当たり前的な気持ちで、女の子は集まって来ちゃうんだなって感じだった。

20歳ソコソコの男って、そんなもんじぁない?

チヤホヤされて、自惚れて、その流れに流される。

男は、遊ぶ時期がある。それが若い時か、若い時に遊ばなかった人は少し歳がいってからの二通りだから、若い時に遊んでいた方が後々いいよ。って言う人がいた。

それはそうだと思ったけど、自分は大丈夫だと思っていた。

でも、現実は…。

間違いを起こした彼女のアピールと言うか、攻撃と言うか、…凄かった。

優柔不断な僕は どうしたらいいのか判らなかった。男は馬鹿だ。

その彼女には悪いと思うけど、彼女と会って人生が変わった方向に進んでしまったと思ってる。

…自分が一番悪いけど。

そして、
最終決断をする日がきた。

専門学生の卒業生だけのクリスマスパーティー、ダンスタイムの時間…同級生のみんなが二人で踊れ!って、ロマンチックな曲を流してくれた。

ちょっと ギクシャクしてるって感じて人達の配慮だった。

抱きあう形で踊った。このままずっとそうしていたかった。
凄く いとおしくて、凄く愛してる事を思い知らされた。

僕の胸に顔を埋め、彼女は泣いていた。
何も言えなかった。

パーティーが終わりに近付いた…。

感想

感想はありません。

「 さきざき ひろ 」の携帯小説

エッセイの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス