携帯小説!(PC版)

空に光る ?

[418]  2008-11-03投稿
私は…。

やっぱり正直。

死にたくなんてなかった。


日々、訓練の中で「死に方用意」を学んで行くうちに、死にたくなかった




ある朝、上官より、ハワイ沖の敵艦隊が、予定よりも早く動きがあり、我が軍も予定アタック日を早めざる得ないと。
通達を受けた。

極秘作戦の為に、私達には外出許可などは一切なく。いつも「桜花」のいる整備室にてしばしの休暇をとっていた。

そんな夜、山本が整備室にきて、貴重な酒をふるまってくれた。

「いよいよだな…」

久しぶりだった。

たわいもない話だったが…なんだか嬉しくて。

最後だと思うと、涙が止まらなかった。

「この戦争が終わって、家に帰ったら…うちのお袋によろしく伝えてくれ。」

そお山本に一言残し、私は整備室を去った。

彼は「しっかりと整備はする。お前は美しく散れ。天皇陛下万歳」


と返した。


いよいよ明日が。

アタック日だ。


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