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君への想い〜気配〜

[163]  ふく  2008-11-04投稿
『寂しかった?』
やっと君と連絡が取れる
君はこの何日か寂しい思いをしていただろう
例え嘘だとしてもいつも『寂しかったですよ』と返してくれた
どうしてしまったのか
はぐらかす様な返答
上手く話をすり替えられてしまう
やたら家庭の事に触れてくる
『お子さんはどんなですか』『奥さんとは楽しく過ごせましたか』
どうでもいい
今はそんな事を言われたいんじゃない
何となくムキになってしまう
連絡を取れなかった事に腹を立てているのか
寂しい気持ちをごまかしているのか
たまに見せる強がりか
色々な事が頭を埋め尽くす
どうにか君の気持ちが薄れている訳ではないはずだと言い聞かせた

結局君からの『寂しい』も『好き』も聞けなかった
帰りに電話をしても出てくれない
たった一言入って来たメール
『まだ仕事なので先に帰って下さい』
突き放される感覚
こんなにも君の事を考えていたのに
連絡が取れない間
気になって仕方がなかったのに
悲しすぎる

明日になれば変わっている
きっとまた愛をくれる
そう気持ちを落ち着かせながらも家に帰っても上の空になる
君がいないと駄目なのに

あの日
君の去って行く背中は何を物語っていたのだろう

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