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bigheart〜大スキ心から愛してる〜

[270]  理恵  2008-11-05投稿
第一章『恋すると涙がでるんだ』

「別れよう。他に大事な人ができた。」そう言って彼は去って行った。入籍まで1ヶ月だった。涙もでなかった。呆れていた。私はもぅ誰も好きにならない。誰も信じない。何もしたくない。これから何を楽しみに生きていけばいいの?彼とのつながりを無くす為にアドレスを変更した。登録したよという返信メール。その中に珍しい人からのメールがあった。大心[だいしん]だった。「今日花火大会いった?」そんな何気ないメールからやりとりが始まり2人は急接近していった。
出会いは大晦日だった。会社の先輩と私の友達で飲んだ時だった。その時は私には彼がいたから恋愛感情なんてなかった。だけど失恋の傷を癒やしてくれたのが大心だった。大心には不思議となんでも話せた。大心も色んな事を話しはじめた。大心は杖をさしている。膝の病気で重いもの。「いつか車椅子になるんだ。いいでしょ?俺目立ちたがりだし注目されるんだからおいしいでしょ?」そう言って笑った。ほんとは苦しいはずなのに私を笑わせようとしてくれた。そしていつしか2人は結ばれた。幸せだった。だけど大心は迷っていた。病気の事で不幸にしてしまうんぢゃないか。迷惑をかける。「俺は幸せになる自信あるけど理恵の事不幸にしてしまうかもしれない。いや。幸せになんかしてやれない」そう言って大心は悲しい顔をした。私は言った。「幸せかどうかは私か゛判断する事。大心がいない事が不幸だよ」
自分の病気の事よりも私の幸せを考えてくれる大心が愛おしくてたまらなく好きになっていった。だけど度々喧嘩になった。好きになればなる程嫉妬心から喧嘩になっていった。相手の過去も自分のものにしたい。そんな思いからだった。
別れ話になった。好きでいることが苦しかったから。涙が溢れた。恋すると涙がでるんだ。私はこんな気持ち初めてだった。

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