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 ヤクザに恋して

[382]   アイコ  2008-11-06投稿
 深夜十二時、 新宿のキャバクラで麻理はホステスとして働いていた。 

 麻理さん お願いします、ホステスを席に付け回している男に呼ばれた 

 着いた席は、 いかにもガラの悪そうな団体の客 
 かわいいー 君可愛いね可愛くない なんか飲みなよ  

 男は麻理にそう話し掛けてきた
 男の名前は 堤 祐介  年は二十代後半くらいかな  

 麻理は、男の値踏みをはじめた、時計 スーツ 靴アクセサリー  

 この男は、お金を持っている客なのか、持っていない客なのか、

 祐介からは、お金の匂いがプンプンした 普通のお金じゃない 特有のカジノで嗅ぐような匂い 

 胸元に ダイヤモンドのネックレスが光った

 シャツの下には 見事な半端じゃない 入れ墨が 入れられていた  


 岡崎麻理 二十歳  

今までに 恋は何回かしてきた しかし 麻理は男を信じることが出来ない

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