一生 シアワセ9
その頃僕の就職している会社では、独立採算の別会社を立ち上げる事になった。
デザイン部門の会社だった。僕は、その所属となった。
忙しくなった。
日中は百貨店の仕事をして、終わってから会社に戻り会社の仕事と言う状態が続くようになった。
もちろん、彼女と会う時間が減っていったのは言うまでもない。
2・3日徹夜だった事もあった。
だけど、悔いではなかった。楽しかった。自分の考えている事が、実際に現物になって世の中に出回り、みんなに見てもらえる。それが嬉しかった。
だから、尚更時間が惜しかった。通勤時間。
母の事は頭にあったけど、そんな理由をつけて会社の近くにアパートを借りる事にした。
当然、彼女がアパートに来て、ご飯の準備をしてくれるように…。
いつからだろう。
いつもは帰っていた彼女が、遅くなった僕に待ちくたびれ眠っている事が多くなった。
その時はそのまま泊まっていたけど。
そして、彼女が自分の家に帰る日が減って、なかば同棲のようになってしまった。
彼女の親とも何回も会っていたし、だから何も言わなかった。
彼女の仕事の部門が変わり、受け付け嬢をするようになった。
案の定、彼女も人気になりモテるようになった。
だけど、彼女も僕も気にもしなかった。
それぞれ自分の気持ちに自信があったから。
いろいろ遠回りしたけど、これでシアワセになれる、シアワセに出来ると思っていた。
毎日が楽しかった。
…でも、人生ってそんなに簡単じぁない。
デザイン部門の会社だった。僕は、その所属となった。
忙しくなった。
日中は百貨店の仕事をして、終わってから会社に戻り会社の仕事と言う状態が続くようになった。
もちろん、彼女と会う時間が減っていったのは言うまでもない。
2・3日徹夜だった事もあった。
だけど、悔いではなかった。楽しかった。自分の考えている事が、実際に現物になって世の中に出回り、みんなに見てもらえる。それが嬉しかった。
だから、尚更時間が惜しかった。通勤時間。
母の事は頭にあったけど、そんな理由をつけて会社の近くにアパートを借りる事にした。
当然、彼女がアパートに来て、ご飯の準備をしてくれるように…。
いつからだろう。
いつもは帰っていた彼女が、遅くなった僕に待ちくたびれ眠っている事が多くなった。
その時はそのまま泊まっていたけど。
そして、彼女が自分の家に帰る日が減って、なかば同棲のようになってしまった。
彼女の親とも何回も会っていたし、だから何も言わなかった。
彼女の仕事の部門が変わり、受け付け嬢をするようになった。
案の定、彼女も人気になりモテるようになった。
だけど、彼女も僕も気にもしなかった。
それぞれ自分の気持ちに自信があったから。
いろいろ遠回りしたけど、これでシアワセになれる、シアワセに出来ると思っていた。
毎日が楽しかった。
…でも、人生ってそんなに簡単じぁない。
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